マンガでわかる「続ける」習慣の書評・感想【習慣化の具体的なコツが学べる!】

習慣化コンサルタントの古川武士さんという方が出している、マンガでわかる「続ける」習慣という本を読みました。

この本では三日坊主で終わってしまう方に向けて、いかに「習慣化」させて物事を続けていくのか、その具体的なノウハウを紹介しています。

そういう私も典型的な三日坊主人間で、小学校の夏休みの宿題はギリギリまで手を付けないどころか、学校が始まってからやり始めて遅れて提出するような少年でした。

それは歳をとっても変わらず、テスト前は常に一夜漬け、社会人になってからも当日に済ませるべき仕事を「明日でいっか」と先延ばしにすることは多々。

そんな意志の弱い私ですが、個人的にはとても多くの収穫を得ることができたので、このページでは「マンガでわかる 続ける習慣」の感想・自分なりの書評を述べていきたいと思います。

マンガでわかる「続ける」習慣の大まかなあらすじ

この「マンガでわかる 続ける習慣」は、2010年に発売された30日で人生を変える「続ける」習慣を、より分かりやすくするためにストーリー仕立ての漫画にしたものです。

各章の冒頭は10~20ページ程度の漫画で始まり、その後に漫画の内容を補完する説明文が載っているという構成です。

ざっとした漫画の内容としては、

憧れのケーキ屋に入店した新人パティシエの花園舞という女の子が主人公なのですが、入店早々に視察に来たフランス人オーナーの気分を害してしまい、「次の視察までにフランス語が話せないようならクビ」と言われてしまいます。

舞はコツコツやることが苦手でどうすればフランス語を覚えられるか悩んでいるところに、先輩スタッフの伊藤竣太郎が適切に指導していき、壁を乗り越えながら徐々に成長していくというというお話です。

行動を妨げる習慣引力と行動習慣の改善に必要な期間

さぼったり先延ばしにする悪い癖や、何か新しいことを始めても続かない大きな原因は、普段どおりの生活をおくって変化を拒んでしまう「習慣引力」によるもの。

この習慣引力をどうにかするには、変化したこと自体が普段どおりと認識するまで、行動を一定期間継続することが大事とのことです。

そして習慣化させられるまでの期間は、

・行動習慣(後片づけ・資格の勉強・日記・節約など行動レベルの習慣で、習慣化までの期間は1ヶ月)

・身体習慣(ダイエット・運動・早起き・筋トレなど身体のリズムに関わる習慣で、習慣化までの期間は3ヶ月)

・思考習慣(考え方や感じ方など思考レベルの習慣で、習慣化までの期間は6ヶ月)

というように、手に入れたい目標によって異なります。

主人公の舞はフランス語を学習して話せるようになることが目標なので、本書では1ヶ月で習慣化できる「行動習慣」について主に述べられています。

そして、この行動習慣の習慣化に必要な1ヶ月なのですが、

・反発期(1~7日目、習慣引力が最も強力に働き1番挫折しやすい時期)

・不安定期(8~21日目、予定どおりに物事が進まず振り回されがちな時期)

・倦怠期(22~30日目、目標に対してマンネリを感じ飽きてしまいがちな時期)

と挫折しやすいタイミングが、3ステップで分かれています。

そしてこの異なる3つの期間において、行動すべきこと・注意すべきことの解説こそが本書の主な内容になります。

普段はあまり読書をしない人でも、ストーリーのある漫画と噛み砕いた説明がされていますので、非常にとっつきやすい中身になっています。

本書で私が特に気になったポイント

まず本書を読んで1番感銘を受けたポイントが、最初の反発期にはあれこれと複雑なことを目標にせず、どんな状態でも簡単に行動できる「ベビーステップ」を設定するということです。

私はズボラなくせに完璧主義的な部分があり、何かやろうとしても少し上手くいかないことがあると、すぐ投げやりになる癖があります。

たとえばこれは先日のことですが、休みの日に散らかっていた部屋の掃除に取り掛かろうとしました。

しかしクローゼットの中や窓の汚れなど、掃除していくうちにドンドン気になることがでてしまい、「どうせ完璧にはキレイにできないし、また汚れるから今日はもういいや」と途中で投げ出してしまいました。

このようなことへの対応策として、たとえどんな状態になってもこなせるぐらい難易度の低いことや、5分間でできるような小さい目標を設定する重要性が書かれています。

最初は物足りないと感じても、ベビーステップを続けていくうちに行動に対するストレスが小さくなり、ドンドンとモチベーションが上がってくるとのことなので、これは素直に自分の生活にも取り入れたいと思いました。

また不安定期にありがちな、突発的な用事や残業などで生活のリズムが崩れた時に持ち直す、「パターン化」という方法もシンプルながら効果的だと思いました。

このパターン化は、タイミング・場所・時間・やり方を最初から決めておいて、毎日一定のリズムで行動することです。

たとえば資格取得のために勉強をするなら、「朝8時」に「静かなカフェ」で「1時間」毎日勉強をするなどです。

付け加えてカフェであるなら、いつもできるだけ同じ席に座り、注文する食べ物や飲み物も同じにするとさらに効果的とのこと。

こうすることでやる気のスイッチを入れやすくなるし、継続することでその行動自体が習慣になるようですね。

悪い事例ですがパターン化に関して私の経験を紹介すると、私は夕飯を食べた後に必ずといっていいほどソファで30分ぐらい寝てしまう癖がありました。

本当は止めたいと思っているのについソファで横になってしまう、眠くもないのにソファで横にならならないと気持ちがモヤモヤするという状態が長く続きました。

これに関しては、意地でも横にならないと頑張ったことで今は改善できましたが、挫折を挟みながら数か月は続いたので、行動をパターン化するという方法論自体はかなり有効だと思います。

マンガでわかる「続ける」習慣の感想まとめ

マンガでわかる「続ける」習慣を読んだ感想のまとめですが、努力する・続けるということは、いろいろなコツが必要だということが分かりました。

本書に書かれているノウハウ自体は非常にシンプルで、「アメとムチを用意する」ことや「毎日の行動をメモする」など、他でも聞いたことがあるような内容も載っています。

ですが頭で知っていることと実際行動に移すことは別問題なので、1つの方法論として体系的に学べるのはとてもありがたいですね。

また中身の半分ぐらいは漫画なのでとても理解しやすく、サラッと2時間程度で読めるので、読書嫌いの方でも苦にならないと思います。

特に新しいことに挑戦したいけど二の足を踏んでしまっている方や、私と同じように怠け癖や飽き性で物事が続かない方には、かなりおすすめできる良書です。